草食系彼氏がヤキモチを焼いたら

雪side

「…………待て」



僕が萌乃ちゃんとかえろうとすると、萌乃ちゃんの"幼なじみ"が萌乃ちゃんの腕を掴んだ。



「侑李?」



萌乃ちゃんが幼なじみの名前を呼ぶ。



「こっち来い」



「えっ!ちょっ」



幼なじみ…………侑李くんが僕のことを睨みながら、萌乃ちゃんを僕から離れたところに連れて行った。



(僕じゃなくて、君がヤキモチ焼いたらダメじゃん)
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