思い出約束
「沙良ちゃん!!」



「な何?」


ドクン

いきなり真剣な目で見られ、緊張する。



あたし、今までちゃんと海斗の目を見たことあるっけ?



「あっあのさ、こんなときに言うのはへんかもしれないけどっ」




顔を真っ赤にしてカミカミになる海斗。


「俺ー」




「ずっと前からっ」






沈黙…




…ムカッ


「もう!なによ!?」



「すっ好きなんだよっ!!」



―っ


< 109 / 119 >

この作品をシェア

pagetop