思い出約束
「えっ!?ほ本当にっ?」


「本当っ」



笑って言ってくる。



「沙良ちゃんっ!!」

「キャァ」



そういって強く抱きしめた。



沙良ちゃんってなにげ怪力だし…俺も何度も殴られたことがあるから、てっきり、しっかりしている体と思ってた。


でも、実際は細くてこれ以上ギュっとすれば、折れてしまいそうだった。




―沙良ちゃん、俺…


「ぎゃー!」



ドンッ!!




思い切り押された。

…やっぱり怪力だよ(苦笑)



「だ、大丈夫?海斗…」


っ!?




振り向くと、苦笑いをうかべている春花と海斗が立っていた。


< 111 / 119 >

この作品をシェア

pagetop