思い出約束
「俊ってば、だっせー」



海斗は俊くんにいたずらをしたらしいが、風がビュンッと吹き、ロケット花火は海斗の方を向いた。




「ぎゃー!!」



「バッかね海斗!俊くんにいたずらするからよっ」


沙良が笑いながら言う。そして、続けて―



「春花、私達は変わらないよ?」



「え?」



沙良はプッと笑い、春花のことは、全部お見通しよ。と静かに笑った



―ありがとう沙良…。やっぱり沙良は私の1番の理解者だね。



「ありがとう沙良。

海斗…付き合うことになったきっかけって何?」



「きっかけ?」



「うん。。」



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