思い出約束
「星、綺麗だな。」


「え?あっうん。」


……


「ねぇ俊くん。」


沈黙を破るように、話しかけた。


といっても、話題がまったくなかった。


「ほ、星綺麗だね。」


…ミスった。



「ふっ。ちゃんと考えて
から話ししろよ。
それ、昔からだったもんな。」


ドキッ…微笑んで笑って
くる、俊くんに平常心で
いることは、できなかった。




「あっあのさぁ」

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