思い出約束
「あの…俊くんは…?」


おじいさんは、少しまた微笑みながら、『警察署だよ』と


教えてくれた。



恐る恐る、警察署へ向かう。


悠兄ちゃんが変な事を言ったせいで、妙に足が重かった。




警察署の前に来たとき、見覚えのある、愛しい人が立っていた。


ドキンドキンドキン…


明らかにわかる脈の早さ。


私の顔は真っ赤になっていた。





< 39 / 119 >

この作品をシェア

pagetop