思い出約束
「しゅ…」


「いたぁー!!!!」

私の話しをさえぎって、
遠くから海斗が叫びながら走ってきた。


ぱっと俊くんが私の手を離す。


…あーあ。



遅れて、沙良も来た。
「はぁはぁっもう探したんだから〜」


沙良は、息切れしながら私に訴えかけてきた。


…ウッごめんなさい


「俊っ!」


海斗は笑いながら“よう”と言った。



それに答えるように俊くんも照れながらも、笑った。

ドーン


「「「「あっ」」」」


4人の声が重なった。


「綺麗ね。」


「うん。」


横から、私・俊くん・沙良・海斗の順に並んで、4人で花火をみた。
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