思い出約束

告白の思い出

「…るか春花っ!」


「はいぃぃっ!!」


目を覚ますと自分の部屋にいた。昨日、何時に家に帰ってきたのかも覚えてない。


「春花っ!今日は終業式なんだから。遅刻しちゃ恥ずかしいでしょう!?」


…ハイハイ。
よっこいしょとベッドから降りたとき、1つのものが目に入った。



『アルバム』




それ、いいかも。俊くんなんか思い出してくれるかなぁ♪



そればかりが頭に入って、無駄に長い校長のはなしも、守るはずのない、担任の夏休みの生活についても、半分も耳に入んなかった。




…トントン
「失礼しま〜す」

病院のドアをそっと開けた。



あれ…!?
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