思い出約束
「未來…」


そういえば…未來はこの写真の中にいない…


「えっ俊くんっ何見てんの?」


心配そうに未來が駆け寄ってきた。



「…っアルバム…!?

あっ


俊くんっ!携帯、見つかったって!!俊くんのおじさんが持ってたみたいっ。
そ、それから、今日で退院できるって!!」


あからさまに動揺していた未來は、俺からアルバムを奪い、代わりに携帯を渡した。



今までの通話記録や、受信メールなどをテェックしてたとき、1つのものが目に入った。



登録者の名前がない、保護電話登録。


すぐに電話をかけてみた。
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