思い出約束
「でもね…無理だったみたいっ!」



「どんなに、嘘をついたって、どんなに春花ちゃん達の真似したって…」



かすかに未來さんの声が震える。




「こればっかりは、ダメなみたい…。
だからね…もう、きれいさっぱり忘れる!!」



くるっと回ってニッと笑った。



「じゃぁ…ね。」



そのまま、歩いて行ってしまった。



ありがとう…未來さん。



その時、未來さんの『じゃぁ…ね。』の言葉の意味を深く、考えないでいた。




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