思い出約束

取り戻した記憶

「俊くんっ!」


病室には、あたしの大好きな人

―俊くんが待っていてくれた



杉林先輩は…場違いだってわかったらしく、帰った。


ドーン


「行くかっ!」


「うん!!」




大好きな笑顔に大きくうなずいた。




「未來…大丈夫だったか?」



「…うん。」



私は、欲張りだと思う。



俊くんが未來さんの側にいるときは、側にいないでほしいと思った。でも…




俊くんが未來さんの側からはなれたら今度は…未來さんの事考えないでほしいと思った。


こんなんじゃ―



ダメだよね…












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