オオカミくんと子ブタちゃん
*****
ブォー……
熱が下がったので、朝起きてすぐにお風呂に入り、髪や身体を洗いサッパリとする。
今はドライヤーで髪を乾かしているところ。
鏡に映った自分の姿を見る。
「……これ…か。」
首筋に赤い痣…………。
あの時の白咲くんは、とても怖かった。
突然、押し倒されて手首を押さえつけられ、身動きが出来なかった。
足で押し退けようとしても、白咲くんの体はビクともしなくて……
あの時、大賀見が来てくれなかったらどうなってたんだろう?
そう思うと恐ろしくて背筋が凍る。
大賀見が来てくれて良かった…。
私がピンチの時、いつも助けてくれるよね?
変なヤンキーに絡まれた時も、水を掛けられて上級生男子にからかわれた時も、茉莉花ちゃんにパパの事を言われた時も…
そして
今回の白咲くんの時も。
「これからは絶対に、俺がお前を守るから………」
抱きしめられながら言われた言葉を思い出す。
あれから、ずっと私の事を守ってくれてる。
この痣の事だって、大賀見が上書きしてくれたから…………
「大賀見だったらいいよ。」
「優しくする…嫌だったら逃げろよ。」
昨夜の事を思い出し、身体中が熱くなる。
熱があったとはいえ、なんて大胆な事を言ってしまってんだろう///
でも、あれは私の本心だった。
白咲くんにつけられた、この痣…
大賀見に上書きしてもらって、嫌な気持ちを消し去りたかった。
あの時……
「大賀見だったらいい」じゃなくて、本当は…
「大賀見がいい」だった。
今回の一件で、私は自分の気持ちに気づいてしまった。
私は…
ーーー 大賀見のことが
好きだ ーーー
ブォー……
熱が下がったので、朝起きてすぐにお風呂に入り、髪や身体を洗いサッパリとする。
今はドライヤーで髪を乾かしているところ。
鏡に映った自分の姿を見る。
「……これ…か。」
首筋に赤い痣…………。
あの時の白咲くんは、とても怖かった。
突然、押し倒されて手首を押さえつけられ、身動きが出来なかった。
足で押し退けようとしても、白咲くんの体はビクともしなくて……
あの時、大賀見が来てくれなかったらどうなってたんだろう?
そう思うと恐ろしくて背筋が凍る。
大賀見が来てくれて良かった…。
私がピンチの時、いつも助けてくれるよね?
変なヤンキーに絡まれた時も、水を掛けられて上級生男子にからかわれた時も、茉莉花ちゃんにパパの事を言われた時も…
そして
今回の白咲くんの時も。
「これからは絶対に、俺がお前を守るから………」
抱きしめられながら言われた言葉を思い出す。
あれから、ずっと私の事を守ってくれてる。
この痣の事だって、大賀見が上書きしてくれたから…………
「大賀見だったらいいよ。」
「優しくする…嫌だったら逃げろよ。」
昨夜の事を思い出し、身体中が熱くなる。
熱があったとはいえ、なんて大胆な事を言ってしまってんだろう///
でも、あれは私の本心だった。
白咲くんにつけられた、この痣…
大賀見に上書きしてもらって、嫌な気持ちを消し去りたかった。
あの時……
「大賀見だったらいい」じゃなくて、本当は…
「大賀見がいい」だった。
今回の一件で、私は自分の気持ちに気づいてしまった。
私は…
ーーー 大賀見のことが
好きだ ーーー