君の秘密の小説
二年生―関わり
高校に入り、後輩もできる先輩もいる中間地点。高校二年生になった。
一年の頃、仲のよかった友人の帆乃美(ほのみ)とはクラスが隣で離れてしまった。
私は中学校の時にいじめにあってから人にたいして消極的になってしまい、友人を作るのが苦手になっていた。
私が気兼ねなく話せる友人は帆乃美だけだった。だから私はクラスから孤立したように感じた。
移動教室も何人かが先に行ってからその後ろを一人でついていったり。
休み時間は本を読んで暇つぶし。
帰り道は同じ道の友人がいないから、帆乃美とは左右に校門で別れてしまう。
ただ淡々とした毎日。
一年の頃は最悪の中学生活から抜け出し、いい先生、いいクラスメイトに出会い最高のクラスだった。
学校の伝説になるできごとを成し遂げたのは、一つや二つじゃない。