余命宣告された少女と天使。
「悪魔よ。何度来ても青は渡さぬ!!帰れ!!!」

またしてもひょいっと私を抱き抱え、

サリエルは羽を広げ病室の隅に飛んだ。

『甘いな。サリエルよ...同じ手で来ると思ってか?』

「何を言っているのだ。」

サリエルの表情が暗くなる。

今まで悪魔は力を使わなかった。

悪魔はサリエルに向かって手をかざした。

青紫のモヤが悪魔の手から出てきて、

サリエルを包む。

同時に私はサリエルのオーラに包まれ、

幸いにも無事だった。
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