笑顔のチカラ~笑う門には福来る~
「お兄ちゃん、頑張ろう!」
「おう」
笑美の元気な声を聞いて安心した。
「勇生くん、笑美ちゃん、何か困ったことがあったら遠慮なく言ってね」
水木さんも、まだ中学生のオレたちがこの治療をするって言い出して、びっくりしてた。
でも、担当としてサポートしてくれるって。
本当に感謝だよ。
オレたちは部屋に帰って、ゆっくりテレビを見ながら休むことにした。
いつ具合が悪くなるか怖いけど、寝ようかな。
「無理しないで、具合悪くなったらすぐ言ってね」
「ありがとう」