笑顔のチカラ~笑う門には福来る~
キーンコーンカーンコーン
「よっしゃあ!行くぞ勇生!」
チャイムが鳴って、秒で着替えた大樹。
しっかり帽子もかぶって準備万端の状態でオレを急かす。
「ちょっ、待てよ大樹!」
大樹の後を追うようにして靴を履き、外に出た。
その時、グラウンドに行く途中で、激しいめまいを感じた。
「勇生…?おいっ、危ない!」
大樹の声を遠くに感じて、オレは意識を飛ばした。
バタバタバタバタ……