癒えない傷
ー健太shideー
「おい 裕菜。」
いつも関わらない女子軍団の所にいる裕菜に話しかけた。
正直俺はこの女子軍団が嫌いだ。
あまりいい噂は聞かないからだ。
「なに健太?」
いつもより強い言い方で
冷めている口調に教室中が静まりかえる。
「お前…ちょっと来い」
この状況ではまずいから
廊下に連れだそうと手を引っ張った。
すると
「言いたい事があるならここで言えば?」
コレは…裕菜じゃない…。
俺は思った。