【短】見えない君の愛コトバ
笑顔の雪菜ちゃんに連れていかれた所は―…

「無理!!無理だよ!!絶対嫌だよ!!!!」

僕が絶対行きたくない…“お化け屋敷”だった…。

「大丈夫だって♪ここ人形のオバケだし!!」
「いや!!それ関係ないから!!」

僕はすぐに雪菜ちゃんが言った事を否定した。すると―…

「信は、私は怖くないんでしょ?」

何で急にこんなこと言うんだろう…?
そう思いながら…

「怖くないよ!!」

そう返事した。
それを聞いた雪菜ちゃんは満足そうにうなずいた。

「なら大丈夫よ♪本物のオバケの私が怖くないなら大丈夫!!」

うっ…なんとなく説得力がある…。

「ほら!!行くわよ!!」

そう言って雪菜ちゃんは中に入って行ってしまった…。

「…うーん、、怖いよなぁ…でも~…雪菜ちゃん一人に出来ないもんね…!!」

僕は覚悟を決めて雪菜ちゃんを追いかけた…!!
< 38 / 58 >

この作品をシェア

pagetop