【短】見えない君の愛コトバ
「本当に…信は学習しないわね~…。一人で大きい声出したらみんなに引かれるわよ!!」

その聞き覚えのある声の方向を向くと―…

「雪菜ちゃん…どこ行ってたの!?めちゃくちゃ怖かったんだよ!!!」

僕が必死に言うと雪菜ちゃんはニカッと笑った。

「大きい声出さないの!!また回りに人がいなくなるわよ?…まぁ、とりあえずお化け屋敷克服出来たことは喜びましょ♪」

「お化け屋敷…克服?」

「そうよ!!信は一人でお化け屋敷出れたんだから、お化け屋敷克服よ♪」

雪菜ちゃんは満足げにこっちを眺めていた。

なんか…ちょっとはめられた気分だけど…まぁ…克服って事でいっか☆

僕はそう自分に言い聞かせて、また雪菜ちゃんと二人で歩き始めた!!
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