ガラスの靴を追いかけて…!?〈完〉
「でも…どうして二人とも婚活なんか??」
「それは…お互い様でしょう?」
織乃の言葉に生意気に悪魔がつっこみながら私のメニューを奪い取った。
「…で、何するの?」
「…か、カフェラテ……。」
突然視界が開けた向こうに奴の意地悪な笑みが待ち構えていたのもあり私は狼狽えつつ目についたものを答えるとウェイトレスのお姉さんを呼び私のカフェラテも含めて注文する。
「俺が貴哉に一緒に行こうって頼んだんだよー!!
婚活して上手くいった友人がいてさー!!
親が結婚して出ていけってうるさいし、
前々から婚活で上手くいった友人に進められてたんだけど…婚活のイベントパーティーっていろいろあるしねー。
ネットで調べたら個室もあるってのってたから
貴哉をさそってみたんだー。」