ガラスの靴を追いかけて…!?〈完〉
しかも私達には気づいていない様子に一瞬にして青ざめた。
「別にいいんだよー!! 俺はこのまま帰るけどさ…!!ゆっくりしていけば………??
坂下さんなんなら呼ぼうか?」
にやりと意地悪な笑みを浮かべた悪魔はわざとらしく坂下さんに手なんかふろうとして慌てて彼の腕の裾をつかんでぶんぶん…首を横にふり懇願してひとまずまたふたたび腰をおろした。
「でも…なんでいるんだろー?? 確かに怪しいよねー。」
織乃も興味深そうに声をひそめて坂下さんの方を覗き見した。
「あっ…でももしかしたらこの場所でも時間帯違うイベントともやってたりするからそーいうのでるんじゃないかな?
係りの人とも親しげに話してたから結構ま…常連さんなのかもしれないよー。」