ガラスの靴を追いかけて…!?〈完〉
「うーん、完全にこれ捻挫だねー。しかも靭帯まきこんじゃってるしばらくここに通ってもらうことになりそうだけどよいかね?」
「えっ??ここまで………ですか??」
うんうん…と人の良さそうな整形外科の先生は当たり前のように頷くけれど……ちよっとまって……!!
私、婚活でこの街にきただけで自宅からも会社からも決して近くないし……といろいろ戸惑っていた私をよそに診察に付き添っていた奴がめんどくさそうに答えた。
「わかりました……。責任もって俺が連れてきますんで…!!」
「そーかあ、じゃあ処置室いってもらってから次からの予約を受付と相談して下さいね。」