ガラスの靴を追いかけて…!?〈完〉
それだけいうと…奴は私の顎から手を放し私は怒りと恥ずかしさで顔から火がでそうになった。
「妹…いんだよ!!お前みたいに手のかかるやつ…!!だから手慣れてるだけ!!」
腕をくみ呆れた眼差しで返された答えになるほど…と頷きなんとなく虚しくなった。
「幸谷の妹さんにしては珍しいじゃん…!!私もっとハイスペックでできる妹さん想像しちゃうよー。」
「そっかあ…??俺の家離婚してるからーー離ればなれに暮らしてるんだけどみるたびにだらしないっていうかさー!!」
なんか気まずい雰囲気になりそうなのを取り繕い繋いだ話題に幸谷もつられて家族トークにのってきた。