ガラスの靴を追いかけて…!?〈完〉
昨日の事を考えれば考えるほど…頭のなかが混乱してきて私はひとまずPCの影にかくれてあいつの視線を逃れる。
そんな幸谷は相変わらずの無愛想でそつなく仕事をかたづけていく。
まるで……昨日何もなかったかのように……。
いや、正確には何もなかったけど……。
あのキスのあと一回別れたもののLINEでやりとりしている間にご飯とかどーしよう?とか私が余計なこといってたら結局、コンビニでいろいろ買い込んで再び戻ってきた彼は電車を逃し私のとこに一日泊まった。
もちろん……キス以外は何もなかったけど……。
私はベッドで…幸谷はソファーでねて今日、たたきおこされ出勤につきあってくれてる間もかいがしく私を支えてくれた。