ガラスの靴を追いかけて…!?〈完〉
「そんな事あんたにいわれなくてもわかってる!!」
気がついたら反論してしまう……私はいつだって幸谷にこんな態度をとってしまう。
「そう……。」
冷たい視線で一瞬投げ掛けられてそのまま職場を出ていく幸谷の足音がやたら自分の耳にのこって離れない。
なんなんだろう…!!ほんとにむかつく奴!!
どこまで…世話焼きのつもりなの??
それって私には興味ないってことなの??
思いにならない気持ちに心がうずきおにぎりにかじりついたあとお茶をのみほした。