ガラスの靴を追いかけて…!?〈完〉
なぜか売り言葉に買い言葉でどーしても言い合いみたいになってしまう。
「素直になりなさいよねー!!」
「そっちだってもっと賢くなれよ!!」
憎まれ口をたたきあいながらお互いなんだか不思議と二人の時は和やかで落ち着いていられる。
会社ではムカつく同僚だけど…なんとなくこんなのもいいなーなんて錯覚におちいってしまうのも幸谷だからだ。
それに気づいてしまうとなんだかこの穏やかな時間が半減してしまう気がして私はまた自分の思いをそっと胸の中にしまった。