月を見上げる吸血鬼 完結
「それも含めてあすには聞きたいこといっぱいあるんだ」
「なんでも答えます…。」
「じゃあ一つ目なんで何も言わずに消えたの?」
答えなきゃ、泣きそうになりながら答えた。
「月もわかったでしょ?私吸血鬼なの。
あのままいたら月を、傷つけてたから。」
「僕は居なくなられたら心が傷つくな。
あすにならなにされてもいいし、他の奴にこんな可愛いあすを触られたくないから。」
優しすぎるよ月は。さらっとかっこいいこというし。
「あともう一つ。僕の血はどれくらい必要?」
これも大事なことだ。
でも私はこれについてあまり知らない。
というか分からないのだ。