私と同じ人を好きになった友達
「ねぇ、成那?ほんとうに大丈夫なの?」
美奈、やっぱり私が落ち込んでることわかってたんだ。
「ほんとうはね、愛理のこと信じてたんだ。だけど、陸斗と遊んでたね。なんで陸斗なの…。」
どうして陸斗なの。ねぇなんで。
「成那…。私は絶対成那のこと裏切らないから。ずっとみかただからね。」
ありがとう。みな。
「ありがとうね。美奈。よし、別れ道だね。じゃあね。美奈!また明日ね!」
これ以上心配かけちゃだめだ。
笑わなくちゃ。
「なにかあったら電話してね!成那!」
「うん!」
私たちは自分の家に帰った。