私と同じ人を好きになった友達
教室に入ると結構もう人がたくさん居て、賑やかだった。
でも小学校別の人とかがいるからあまり話しかけずらい。
あいにく美奈とは席は遠くなってしまった。
少し落ち込んでる私のところに
「私、中村愛理っていうのよろしくね!!」
愛理ちゃんという子が私に話しかけてきた。
「私は、如月成那です。よろしくね。」
新しい子と仲良く出来るか心配だったけど
心配はあまり必要なかったみたい。
「成那って呼んでもいい??私のことは愛理って呼んでね!」
「全然いいよ!!愛理ね!わかった!!」
さっそく仲良くなれて嬉しかった。
そこに美奈もきて、愛理が
「えーっと。」
その言葉で美奈が自己紹介していないのを気づいたみたいで、愛理に。
「あ、ごめんね!私は佐伯美奈です。」
美奈が自己紹介すると
「美奈ちゃんね!これからよろしくね〜!!」
と愛理は嬉しそうな顔して美奈に返事をした。
美奈もそれに答えて「よろしくね〜」って言った。
本令が鳴り、皆が席についた。
私は斜め前をみた。
そこには陸斗の姿があった。
よかった。席が近くて。
そんな事を思っているうちに担任の先生の紹介が終わり今度はクラスの皆の紹介に移った。
私の番が近づくと少し緊張してきた
そして、私の番。
「私は如月成那と言います。S小学校から来ました。これからよろしくお願いします。」
よかった。ちゃんと噛まずに言えた。
拍手もされて、全員が紹介を終わった。