サリフウリ魔法学園と神の子
席に着いて、さっそくメニューを見だす留衣を無視する。



「うわぁ…すごい、不機嫌さんだねぇ、蓮くん?」



「うわっ、楓花に君付けで呼ばれるとか…俺だったら、無理だわぁ…」



「ちょっ、なんていうことを言うのよ!魁斗ぉ!」



「あぁ?本当のことじゃん…ブッ…」



「あぁ!吹いたぁ!ひどいっ!」



またも始まった、楓花と魁斗の口喧嘩。


うるさいという、冷たい視線を送るとすぐに黙った。





あ、そういえばさーと楓花が話し出した。



「ねーねー!思ったんだけどさぁ、梓ちゃん!あの子…どこに行ってるの?」



この意見に、留衣は首をかしげる。


分かっていないのは、留衣だけだ。
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