サリフウリ魔法学園と神の子



「ねぇ、楓花ちゃん!」



バッと魁斗が楓花の前に立った。そして、梓を睨みつける。



「お前は誰だ?」



「は?」



魁斗の言っている意味が分からない。


梓 麗華ではないのか?



「梓 麗華は楓花の事を草部さんと呼んでいた。昨日からなにも接触していないのにも関わらず、呼び方を変えるなんてありえない」



ふふふ。


梓は笑っていた。



「ふぅ…教えてあげるよ?私が誰なのかをね?あはははっ!私は、麗華の人形。つまり、麗華が作った自身の人形」



だから、怪しくないからと続けた、梓の人形。とても、精密に出来ている。


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