サリフウリ魔法学園と神の子
「え…」
思わずといったように、楓花が声を出してしまい肩をすくめる。
「なにこの、女」
梓の隣に当たり前のように、立つ切れ長の目で黒髪のイケメンが低い声を出す。
「……なにをしているの、華藍kanatu」
「こいつが、麗華の前で…」
「ありがとう、そんなことで一々言わないの」
「ん」
麗華が軽く注意すると、むぅとしたままでなにも言わなくなった。
「大丈夫?草部さん」
「えっ、あ、大丈夫です!!」
「…そう、ならいいわ」
とニコッと微笑んだ。
「顔を上げなさい」
梓の一言で全員が顔を上げる。
梓は、いつも通りの髪を下ろしていたが、衣装がなんとも大胆だ。
赤いドレスに身を包んでいるが、そのドレスがヒドイ。梓の体のラインぴったりに衣装が張り付き、え、エロいっ。
梓の体は凹凸がハッキリしてて、出るところは出てて、引き締まるところは引き締まってる。