サリフウリ魔法学園と神の子
キャーだけならまだしも、付き人の美女を睨んでいる。


なんていうか、かわいそうだ。


付き人の美女も…あれ?笑ってる…?


………ドMかぁ!?


ちょっとあの美女さんに、ひいた私は駿の腕に自分の腕を巻き付け、エスコートしてもらう。



『キャーーァ!』



何故か歓声が上がり、



『うぉぉお!やばいでしょ!』



という、不思議な事を言われる。


そして、やけに視線が痛い。衣装がおかしいだろうか。


赤い、ロングドレスだ。


ビスチェという、肩ひもや袖がなく両肩の出ている、ドレス。胸元がザックリ空いていて、足首まである体のラインに寄り添うドレスだ。


なにか、変だろうか。


ま、考えても浮かばないため、ニコッと笑っておいた。
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