サリフウリ魔法学園と神の子
頷かざるを得なくて、頷くとまたガバッと今度は右側から帝に抱きつかれた。



「んな!てめっ!」



ギュッと実里も左側から抱きつかれた。


…何この状況。


お互い、ビチバチビチバチと睨み合っている。


あ、バカでかい霊力が出されてきた。


国王陛下を見ると、苦笑いしていた。


救う気は無いんですね、国王。


多分この2人に挟さまれ、両脇から凄い霊力を出されて気を保って居られるのは、少ないだろう。


ドサッ。


ドアの向こうから、誰かが倒れた。


イラッ。


ドンと2人に向けて、霊力を最大限出す。


霊力をしまえ、という意味を持って。



「うわっ…」



「やばいって、兄ちゃん」



ハッと我に返った2人。が、この部屋の霊力の多さがやばい。


平気で100万はいっている。



「辞めようね」
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