サリフウリ魔法学園と神の子
そうこうしている間に、入口に着いた。



「長らく、お待たせいたしました。国王陛下と第1王子、第2王子の登場です」



国王が先に出ていく。


隣には、王妃。


2人のところだけ、以上に華やかだ。美男美女の夫婦だから。



「行くぞ」



「はい、王子」



実里と呼ぶのをやめ、王子とかえる。


自然と実里に引き寄せられ、帝とは手を繋ぐことになった。



「キャーー!」



「王子ぃ〜〜♡」



相変わらずの、人気ぶりだ。が、本人らはウザイとしか思っていないようで、作った笑みを向けてあげていた。


そして、隣に居るからか、キッと睨みつけてくる。


全く…女の嫉妬は怖いわ。


なんとか、カーペットを歩き終え、王子らが、金ピカに作られたイスに座る。



「それでは、失礼いたします。」



頭をさげて、自分の席へ戻った。
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