サリフウリ魔法学園と神の子
私の背中に、真っ白の1~2メートルはありそうな羽がはえているのだから。


それだけではない。


私の髪の毛。風も吹いていないのに、フワリと動く。まるで、意志があるように。


髪の毛をひとふさ、掴むとグンと髪の毛の長さが変わる。


髪の毛の長さは、まだまだ伸ばせる。今、空に浮いているからメドゥーサみたくなっているだろう。


多分、2メートルは平気で超えてる。



「ふふふっ!」



久しぶりに戻った、霊力の心地よさに思わず笑えてくる。



「麗華っ!」



「なに、実里?」



「外しすぎんなよ!」



あまりの心配っぷりに薄く笑う。


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