サリフウリ魔法学園と神の子
あの赤いリボンは、霊力を抑えるための物なのだ。


これを付けていても、感覚では平気で霊力25万はあるだろう。


だが、私の本当の霊力…今は、6.70万だ。


莫大な霊力が暴走したら、危険なため霊力を抑えるリボンをつけていた。


だから、久しぶりの全霊力の心地よさに笑みが漏れる。



さっきの実里の心配は暴走したら、実里の力でさえ止められないから。だから、そう心配してる。



「ふふっ!敵…1031名、上級魔獣30体、最上級魔獣15体。さっさとかかってこい」



霊力がダダ漏れなため、数の把握なんて容易いものだ。



「へぇ、やっぱり強いな、麗華様は」



出てきたのは、指名手配犯の男。




「覚えてるか、麗華様?あんたさえ、あの時会わなきゃ、俺は世界の王となっていたんだぁ!」



知るかっ!



「悪いな、お前なんぞ覚えてないわ」



「んなっ!ふざけんじゃねぇ…行けっ!梓 麗華を倒せ!」



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