サリフウリ魔法学園と神の子
つまらない、結局簡単に敗れてしまう。


砂煙が収まった頃、確認出来るだけではわずか50人と最上級魔獣3体しか、残っていない。



「っくそっ!どうすれば…」



「ふぅん、もうネタ切れ?つまらないわ」



挑発しながら、私に怒ってやり返してくるのを待っていた。


だが、言いもせずうろたえるだけ。



「何している?今更、怖くなったか?」



鼻で笑ってやっても、さっきまでの男ならやり返す・言い返すしたはず…。


こう挑発しているのに、彼の顔は青白くなっていく。


おかしい。ふわっと地面に降り、髪の毛も2メートルほどに縮める。



「おい、何が起きている?」



そう問いかけると共に、ビュンっと耳元で風を切る音がした。


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