サリフウリ魔法学園と神の子
「大丈夫か、麗華」



「ん、平気」



ニヤリと笑った、梓を医者がすぐに否定する。



「いいえ、麗華様は元気ではございませんよ。治療に、足に色々したんですから、剣術は無理ですね、1ヶ月間は」



「……はぁあ!?嘘でしょ…!」



「あははは、麗華にとっては拷問だね」



「ちょっ、まじで困る!ねぇ、帝もその調子で言ってよ!」



「きちんと、治すべきです」



「裏切ったぁ!ねぇ、やっちゃダメ?」



「はい、ダメですね」



バッサリ切り捨てられ、梓がうぅ…と唸って、抗議。



「あのさ、それよりも気になることがあるんだけど」



もちろん、さっきの事だ。


そう聞くと梓は声のトーンを落とし、俺に近づいてきた。


そして、綺麗な顔を近づけてきた。



「……知りたいの?」



知りたいの?それだけの言葉なのに、とても重い言葉のように、感じた。


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