サリフウリ魔法学園と神の子
「…知りたい」



「……私の事を知る覚悟はある?知ったら色々狙われる。それでもいいの?」



こくんと、俺は頷いた。もちろん、留衣も魁斗も楓花も。



「…なら、ここでは色々とまずいから…実里、さっきいた部屋借りていい?」



「どうぞ。」



第1王子は優しく微笑むと、梓の頭をそっと撫でた。



「さっ、ついて来て。話すよ、私の事を」



「麗華、俺も付いていく」



「兄ちゃん以外に俺も行く!」



「そう。」



そう返して、梓は部屋へと歩き出した。もちろん、俺たちも付いていく。
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