サリフウリ魔法学園と神の子
水城くんたちは、王子が居ることに驚き、慌てて肩膝をたててひざまずく。


そして、顔も見れないのか顔を伏せる。



「…おい」



「ふふっ、麗華ー?」



不機嫌丸出しの、実里にめちゃくちゃ怖い黒い笑みを浮かべる、帝。


…怖いったらありゃしない。


拷問だ!



「シカトは、ダメだよね?麗華ぁ?ふふ」



「ヒイッ!」



「ふふ、ふふふっ!さあ、麗華は何を破ったのか、分かってる?」



「お前、なんのつもりだ」



「……うっ、ご、ごめんなさいっ!」



素直に謝り、小さくなる。


すると、実里もしゃがみ込みニッコリと微笑む。


いやぁな、予感。



「ふふっ、ねえ、仕事…手伝ってくれるよね?」



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