サリフウリ魔法学園と神の子
「う…あ、なんの仕事?」



「えぇ?王子の仕事!」



うげっ!


王子の仕事なら、小さい頃から「終わらないよぉ〜手伝ってぇ」と言われ、手伝っていた。


だが、実里が行う王子の仕事は、手伝いの私の、半分も無かった。


とまあ、王子よりも王子の仕事をしていたから、まあ慣れては居るが。


翻訳だったり、スケジュールだったり、ファンレターだったり、とまあ面倒な仕事だらけなのだ。



「あ、麗華ぁ?締切が明日までだから」



はあ?!


断ってやろうか…そんな考えも出てきた。



「実里、どこまで終わってる?」



「いやぁ〜全く」



「……はぁ、何やってるの、実里!嫌よ、お仕置きという名の手伝い、するわけないでしょ!」



ええ〜!


ガチでヤバイと実里が、焦り出す。
< 169 / 190 >

この作品をシェア

pagetop