サリフウリ魔法学園と神の子
決めた。


やってやるもんか!



「た、頼むよぉ」



ついには、泣きべそかいて頼ってきた!


こいつ、本当に王子なのか…?


って、いうか最初怒られてたの、どっちだったっけ?



「何を言おうが、手伝うわけないでしょ!」



ふんっと、実里から視線を外すとポカーンとした、水城くんたちを見つけた。


すっかり忘れてた。



「麗華…、王子とどういう関係なの?」



「ん〜、まあ、財閥と王家っていうのの、前に幼なじみだから」



「「「「えええええぇぇぇえ!」」」」



バカでかい、声が響いた。


近隣の方々、うるさくてすいませんねぇ。



「だから、こんな態度とっても、怒られないんだ…」



「へぇ〜凄い!」



なんか、よくわからないが、キラキラとした目を、向けられている。


不思議だ。



「ねぇ、麗華ぁ、たの」



「梓様!!」



実里の声を塞ぐように、話しかけてきたのは、エマ。


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