サリフウリ魔法学園と神の子
エマ、すげえ。


王子の声を遮った!!!



「梓様!」



耳元で大声を出されて、ビクッと意識を戻される。



「あぁ、梓様MTKの招集が…」



今日の、今かよ…。



「あと、実里様にも…」



「エマ、私は行くが、実里は行かないって答えといて」



「は!?俺も行」



「ダメです!行きたいんだったら、仕事を終わらせなさい!」



「チッ」



舌打ちしても、ダメですから!


そういえば、2人同時に招集がかかるのも珍しい。



「エマ、敵は?」



「まずまずな、量と強さだそうです。ランク3の、麒麟だそうで数は1000」



レベルは、5に近づく程強い。


ましてや、麒麟は珍しい雷属性。


属性は、火>木>風>雷>水>火…とループしている。雷を倒すには、風が強いのだが、風を扱えるやつは少ない。


それで、全属性使える私と、実里が呼ばれたのか。


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