サリフウリ魔法学園と神の子
さすがに私1人だと、この状態では厳しい闘いになってしまう。


かといって、実里は連れていけない。


風を扱えるのは、私と実里以外に3人。


武が弱い。



「水城くんたち、風属性って扱える?」



「へ?あぁ、全員使えるぞ?」



思わぬところで、戦力GET!



「……一時的で構わない。力を貸してくれませんか?」



そういった途端、実里が叫ぶ。



「!!!MTK以外の人に何かがあったら、どうするんだ!!?」



「…大丈夫。何かある前に、結界を張って無害にする。」



「でも!」



「…早紀を呼んで、リボンを取る」



「それはダメだ!!」



「…なら、実里か帝の剣、貸して」



「…はぁ、わかったよ。気を付けて」



なんとか、実里に折らせる事が出来た。


実里から、視線を外し水城くんたちをじっと見つめる。



「もう1度聞きます。力を貸してくださいますか?」



ニヤッと笑う幼なじみ4人組。



「「「「もちろん!」」」」



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