サリフウリ魔法学園と神の子
「へ?そ、そうだったんですか…って、水城くんたちじゃないですか?!」



なんとも、騒がしいやつだ。



「…まさか、連れていくおつもりで?」



「もちろん」



「……実里さんには?」



「言ってきた。説得させた。心配しなくていいよ、早坂」



手を伸ばして、私よりも背の高い早坂の頭をくしゃくしゃと撫でる。


照れたのか、少し顔を赤くした早坂に笑ってしまう。



「あ、早坂。風属性使えるんじゃないのか?あの3人以外にも使えそうだけど」



「え、えぇ、使えますけど…」



「でも、弱いんですよ」と続けた。


そう、すいません的に謝った早坂にまた笑いが込み上げてくる。



「早坂。早坂は私の左腕なんだよ?弱くてそのポジションにつける訳がない。自信をもって?…あ、水城くんたち、まだ信じられてないみたいだけど、ここが本部だから。さ、入るよ」
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