サリフウリ魔法学園と神の子
水城くんが不機嫌オーラを振りまく。



「なに?」



「凛斗さんとどういう関係?」



関係?それは…


言いかけた途端、凛斗が先に答える。



「ん?俺が麗華の事をだーいすきなの」



本当にこいつは、バカだ。


そして、愛の告白に周りが冷やかしの声を出す。



「お、麗華か?」



低い声。この声の主はすぐにわかる。


2つ上の藍斗Rantoだ。



「あ、藍斗!」



「で、どういうつもり?凛斗。俺のものに対して告白?やめてくんない?」



凛斗を押して、私を奪う。


そして、後ろから抱きつかれる。


ヒューヒューと、言い出す仲間達。


事情知ってるのに…。


面白いもの好きな仲間に何を言っても、意味はない。



「…藍斗。離れないと怒るよ?」
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