サリフウリ魔法学園と神の子
Sクラス
梓side
廊下を歩いていた、梓は深いため息を吐
いていた。
今日はやけにため息が、多い日だ。
あの、霊力検査の時。
私はああ、言って出てきてしまった。私の霊力は12歳の時、30万という数値を叩き出している。
あの先生は、プライドが高いのだろう。
測定不明を叩き出した、私に対して嫌な思いをしているに違い無い。
あの先生の霊力は、10万だったからな。
「はぁ…」
また、ため息が出てしまった。
廊下の突き当たりまで来ていて、戻ろうと方向転換した時。
「梓…さん?」