サリフウリ魔法学園と神の子
顔を下げた後、上げると。
目の前に、教頭先生が立っていた。
教頭先生はじろじろと私を見ると、ほぉと関心したような、声を上げた。
「梓、と申したか?梓、お前が開園以来の満点合格、霊力検査で測定不明を出したものだな?ふむ、完全に霊力を隠しておる。相当な、者と解釈しよう」
「はい。教頭先生からのお言葉、ありがたく頂きます」
社交辞令めんどいな、と心でツッコミつつも、顔ではそれを出さずにニッコリ笑って、お辞儀。