サリフウリ魔法学園と神の子



それは白のラックにかかった、赤いリボンだった。


リボンを取り、頭にリボンを結んだ。


そうすると、フッと力が抜けてしまった。ふらふらしつつも、ドアを開けてリビングへ出た。



「はぁ…はぁ…。あ、お腹すいた」



キッチンに立ち、冷蔵庫を開ける。
冷蔵庫には、新鮮な野菜に魚…お肉が入っていた。


この食材は使っても無くならないのだ。私が通うサリフウリ学園の理事長さまが、毎朝入れ替えているのだ。


ぼぉーっと、冷蔵庫を見てから魚を取り出して焼く。うん、いい焼け目だ。手で触れるようになってから、口で咥えた。


もごもごと食べながら、時刻を確認する。



7時40分…。





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